薄力粉は午後3時に舞い上がる

ハロヲタのための24のガヴォット第3番ト短調 動眼神経午前3時

理系の必須科目は数学ですが ヲタの必須科目は痛学です。

徒然草第3段


万にいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく、玉の巵の当なき心地ぞすべき。
露霜にしほたれて、所定めずまどひ歩き、親の諫め、世の謗りをつゝむに心の暇なく、
あふさきるさに思ひ乱れ、さるは、独り寝がちに、まどろむ夜なきこそをかしけれ。
さりとて、ひたすらたはれたる方にはあらで、
女にたやすからず思はれんこそ、あらまほしかるべきわざなれ。

現在話題の ワラノート http://waranote.blog76.fc2.com/blog-entry-1181.html
ではこう現代語訳している


リア充っぽいやつでも、三次元に興味がないやつはダメ。空っぽのコップと一緒。
雨に濡れながら歩き回る。親とか世間ばっかり気にする。
いつも一人寝、眠れない夜とかもないんでしょwww
でもそうは言ってもビッチばっかり追い掛け回してDQN扱いされるのもいやだと思う気持ちもわかる。
男ならね。


色好まざらん男 というのは二次元三次元に関係なく 恋愛に興味のない男 じゃないのかな
そういう無粋な男に対して兼好は 玉の巵の当なき心地 といっているのだ
宝石(たぶん琥珀とか翡翠のようなもの)でできた杯であっても底がなければ酒はたまらない

独り寝がちに、まどろむ夜なきこそをかしけれ とはとても僧侶のセリフとは思えないのだが
子作りは否定しながら快楽はむしろ積極的に肯定しているのが進歩的というべきか
しかもそれを表に出さず軽くみられないのがいい というのはまさに21世紀の恋愛感に通じる

この段は内容が内容だけに教科書などにはあまり載っていないが
兼好の人間性が見えていて面白い